峰の原な人々

ふらっと立ち寄れて、つながれる。cafebar CHICHIPI 増尾 有香さん

2023年9月30日にオープンしたばかりのCHICHIPI。実はForest field MINENOHARA メンバーで、地域おこし協力隊の野澤さん行きつけのお店でもあります。

オープンして間もないのにすでに地域の方が集まるおもしろい場所だよ、と教えてもらい、さっそく伺ってみました!

ーお店は天井が高く明るくとてもすてきな雰囲気!リノベーションをしたと聞きましたが、どのように進めていったのですか?

「ここの土地と建物を買ったときは、20年ほったらかしになっていたところだったので、建物の中のゴミを出すのに何十往復もしたり、茂っていた笹藪を刈って笹が出てこなくなるまでに3年かかりました。当時は東京で会社員をやっていたので、ちょくちょく来ては準備をして、2年前から本格的にリノベーションを行いました。

購入前は、手を加えていくのはとても大変そう…山の上でお客さんは本当に来るのかな…と不安も感じていましたが、ここは建物が2棟あって、住居用とお店用に使うのにちょうどいいなと。パートナーはライブハウスをやりたいという夢があり、私はお酒が大好きなので、お客さんと一緒にビールを飲むことを目標に、リノベーションをがんばりました!まだ未完成なところがたくさんありますが少しずつやっていくので、目をつぶってください。(笑)」

ー増尾さんが好きだなぁと思う、峰の原高原の魅力ってなんだと思いますか?

「私自身は長野市の出身ですが、一回東京に出て、やっぱり自然ってとても魅力的だなぁと思いますよ。長野県は良いところがたくさんあるけど、地元の方って案外その魅力に気がついていないんですよね。峰の原高原は、山の自然が豊かだけど人もいる。草刈りが適度にされていてきれいなところもあるけど、自然に人の手が入りすぎていないところも好き。周囲に広葉樹があってどんぐりがたくさんできるので、鳥やリスなどの動物がたずねてきます。そんなところも気に入っているところですかね。」

午後の日差しがたっぷりと入る大きな窓辺。今日は友人の作家さんの作品が並んでいます。

ーオープンしたばかりですが、こんなお店になったらいいな、という目標はありますか?

「近所の人の溜まり場になるようなお店にしたいです。目標はまずは峰の原高原の人に、全員一度はこのお店に来て欲しい!一人でできる範囲にはなるけれど、イベントやライブをやったり、近所のペンションのオーナーさん手作りのお菓子をお出ししたり、何かいろんなことやっているという発信をすることで、興味を持って来てもらいたいです。私もそうだったけど、引っ越してきて間もない方は地域の情報にアクセスしづらいと思うので、情報共有やたわいもないおしゃべりができる場所になったらいいな。そしてゆくゆくは、このお店を通して、峰の原のよいところを外の人に知ってもらい、地域に貢献していきたいです。」

この日も常連さんがふらっと訪れて、即興で昼下がりの弾き語りライブが。

「自分でそこにあるものを使って、暮らしのあれこれを作るのも好き。キッチンの棚も廃材で作ってみたり、リノベーションをしたときに出た天井の廃材を使って、雪が降る前に外に出ている配管のカバーを作ろうかなと企んでいます!お店のテーブルも、近くのペンションさんから譲っていただいたものを使っていて、気に入っていますね。」

ー増尾さんの気さくでパワフルなお人柄から、峰の原高原で気軽に立ち寄れるお店になることが、私も想像できるなぁと思いました。

峰の原高原に訪れた際に、ぜひ立ち寄ってみてください!

cafebar CHICHIPI(カフェバル チチピ)
〒386-2211 長野県須坂市仁礼3153−590
https://www.instagram.com/cafebar.chichipi/
営業時間:ランチ 11:00~14:00 バー:17:00~22:00
(ラストオーダーはそれぞれ30分前[2023年11月現在])
食事はお昼のみ、夜の部は軽食とおつまみ&クラフトビールがメインとなります。
※営業情報はSNS(インスタグラム)でご確認ください。

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