みんなの”里森”をつくる

長野県北部にある、標高約1500mの高原地帯「峰の原」。かつて一面が草原だったこのエリアは、1970年代からペンションを中心としたリゾート地として開発が進み、その過程で多くの木々が植樹されたことで、広大な森が広がるようになりました。

人の営みとともに歩んできたこの場所で、「森」も「人」もどちらも喜ぶようなあり方を考えようと生まれたのが、Forest Field MINENOHARAです。キーワードは、みんなの”里森”。山林の生態系と人間の暮らしが交わっている里山のように、森の自然環境と人の営みが持続可能なかたちで関わり合う姿を目指します。

実は無造作に木々が生い茂る森よりも、適度に人の手が介入した森の方が健やかなことも。せっかくならばみんなで森に親しみたい。峰の原の住民が立ち上げたペンションにさまざまな人が訪れたように、今度は峰の原の森で新たな営みや地域内外の人の交わりが生まれたら……そう考えています。

木を1本切ってみて初めて見える景色があるかもしれない。森の空気を吸って初めてわかる感覚があるかもしれない。「働く」や「遊ぶ」、「学ぶ」や「暮らす」、「作る」や「身体を動かす」。森というフィールドで”生きる”という営みをいろいろな人と一緒に問い直していきます。

目的や動機は人それぞれで構いません。まずは、気になるプログラムに飛び込んで、森というフィールドを味わってください。そして、新たな風景や人との出会いを楽しんでください。あなたの”行きつけの森”となり、あなたらしい森との関わり方を見つけてもらえたら何よりです。

「やりたいことがある人」を中心に
自治体、地域住民、関係人口で取り組む協働事業

「峰の原で、何かに取り組みたい・何かをつくりたい」という人たちがForest Field MINENOHARAの主役。そんな人たちが、柔軟にプロジェクトを立ち上げ、実施できるよう独自の活動体制を敷いています。運営団体である信州・峰の原高原森林サービス産業推進協議会は管理やサポートに徹し、地域内外の人材からなるプロジェクトチームを中心にプロジェクトを推進していきます。

Forest field MINENOHARAのプロジェクト

「暮らし」「しごと」「森づくり」など、森とのかかわりをプロジェクトとしてトライしています。

森を守る班

〜木を知って、切って、活かす〜

景観や生態系の観点から、健やかな森をどのようにつくればいいのか。どの木を、どれだけ、どのように切るのが適切なのか。そして、切った木をどのように活用すればいいのか。そんな森づくりの問いに対して現場で学んでいくのが、このプログラムです。

より深く森づくりを学びたいという人には、森づくりの担い手=フォレストデザイナーとして、「計画策定技術」 「森づくり技術」「素材⽣産技術」などを系統的に学べる研修も用意しています。

森で癒やされる班

〜緑の中で「生きる」を見つめる〜

喧噪から離れ、雲を眼下に見下ろせる、“⾮⽇常”な峰の原は、日常を見つめ直すのに最適な場所。森と草原が広がる環境の中で、「⼼の健康」「組織開発」「リトリート」などに取り組むプログラムを用意しました。森林医学、⾷餌療法、植物・芳⾹療法など、地域内外の専門家の指導のもと、多様な療法アプローチを提供していきます。

森で学ぶ班

自然に触れて感性を育てる

自然豊かな森の環境は、子どもたちの学びにも最適。「森のようちえん」として、教育旅行やクラブ合宿の場として、探究学習のフィールドとして……さまざまなコンテンツを用意しています。乳児や幼児、小中学生に高校生まで。それぞれの子どもたちの年代に応じた学びを提供するプログラムです。

峰の原高原に滞在してみませんか?特徴であるペンション

峰の原高原には、「自然と寄り添う暮らし」があります。

峰の原高原の特徴であるペンション。それぞれのペンションオーナーは、峰の原高原で四季折々、変化に富んだ自然とともに暮らしながら、スキーやウォーキング等のアウトドア、山菜やキノコ狩り、植物や虫・鳥の観察、星空の観察、ハンモックで寛ぐなど、「自然と寄り添う暮らし」を満喫しています。

そんな個性豊かなオーナーのペンションに泊まることで、日中だけでなく、夕方、夜、朝と1日を通して、その時期、その気候、その人ならではの「自然と寄り添う暮らし」を体験できます。「自然と寄り添う暮らし」を楽しみに、ペンションに泊まってみませんか。

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