アオナシについて
概要
日本に野生するナシで、希にしか見られない。
果樹としてのナシには アオナシとヤマナシの雑種が多い。
菅平には石割りのアオナシがあり、市の天然記念物に指定されている。
歴史・文化的な特徴
現在のアオナシの分布の中心は、八ヶ岳を中心とする長野・山梨両県。
自生地にあたる標高1,000~1,600m程度の地域は、リゾート地帯として開発が進んでいる場所に当たるため、アオナシの自生個体は今後急速に減少する可能性がある。
分布は長野・山梨県のほぼ全域に加えて、群馬県西部・神奈川県西部・静岡県東部・岐阜県北部に及ぶ。
多くの地域では、植物分類学研究機関のさく葉標本や植物誌における近年の報告が認められず、絶滅したか、それに至らなくとも個体数はごく少なく、発見は困難であると思われる。
科属名 | バラ科 |
分類 | 落葉中高木 |
峰の原 分布 |
横見沢 |
樹皮 | 灰褐色で、縦の裂け目が入る |
葉 (新緑) |
濃緑色、歌は灰黄緑色 |
葉 (黄葉) |
黄色 |
花 | 6月頃白い花を咲かせる。 虫媒花だがハエなどを呼ぶのか香りは悪い。 |
実 | 熟すと芳香がある。果実酒として利用する。 |
冬 (冬芽) |
卵形で先が尖り、5〜8枚の芽鱗に包まれる。 |
五感でたのしむ
《嗜む》
ジャム・シロップ(実・樹液等) | 果実酒 | 10月〜11月 |