ミズナラについて
概要
標高の高いところに生育する。材に水分が多いことからその名前が付いた。
薪炭材として利用されてきた。
歴史・文化的な特徴
国産の広葉樹の代表格。
日本産のナラ類の中では最も大きく成長する。
明治から昭和初期までは木材として海外での評価も高かった。
科属名 | ブナ科 |
分類 | 落葉高木 |
峰の原 分布 |
全域 |
樹皮 | 灰褐色で、縦に不規則な裂け目があり、薄片状のものが重なっていて、剥がれる。 |
葉 (新緑) |
鱗状の芽鱗が少しずつ伸びて5月頃から葉が開く。 |
葉 (黄葉) |
秋に条件が良ければ赤色にも紅葉する。 |
花 | 5〜6月に開花し、雄花は新枝から垂れ下がる。 雌花は上部の葉の上に着く。 |
実 | 長楕円形でお椀形の殻斗(帽子)に入る。 |
冬 (冬芽) |
キレイな五角錐形で尖っている。 多くの芽鱗に包まれている。 頂芽と側芽がはっきりしている。 |
五感でたのしむ
《遊ぶ》
野遊び (花・実・枝葉等) | どんぐりコマ、笛 | 10月 |
《暮らす》
建材(幹等) | 建築材 | — |
家具(幹等) | フローリング | — |
《賑わう》
動物 | リスが貯食 部位:実 |
10月以降 |
鳥 | カケスが貯食 部位:実 |
10月以降 |
昆虫 | ハイイロチョッキリ 部位:虫こぶ |
8月 |
菌類・コケ類 | マイタケ、ナラタケ 部位:木の幹 |
9月 |