ダケカンバについて
概要
森が開かれた際、最初に侵入する先駆樹種のひとつ。
標高の高い場所では高木にならず、灌木状になる。
幹だけではなく、枝も白い。
歴史・文化的な特徴
亜高山帯の林地や崩壊地に多い。
高地に自生するので「岳」カンバという。
樹皮が薄い紙のように剥がれるので、別名「草紙樺」とも呼ばれる。
科属名 | カバノキ科 |
分類 | 落葉高木 |
峰の原 分布 |
全域 |
樹皮 | 灰褐色または淡褐色を帯び、紙状に剥がれる |
葉 (新緑) |
シラカンバに遅れて葉を開く |
葉 (黄葉) |
根子岳・四阿山一帯はシラカンバ・ダケカンバが多いため、綺麗に黄葉した年は山全体が黄色く輝く。 |
花 | 開花期は5〜6月。花と葉が同時期に出る。 雄花は黄褐色の穂状で、雌花は緑色で直立する。 |
実 | 8月中下旬に成熟する種子はカンバ類の中では最も大きく重く、翼が小さいのであまり遠くまで飛ばない。 |
冬 (冬芽) |
長楕円形または紡錘形で先端が鋭くとがり、4枚の芽鱗に包まれている。 |
五感でたのしむ
《暮らす》
建材(幹等) | 建築・器具材 | 通年 |