2025/7/26 刈払機作業者安全衛生教育 実施レポート
― 森と向き合うための「安全」を学ぶ一日 ―
2025年7月26日、峰の原高原にて刈払機作業者安全衛生教育を開催しました。講師には、フォレストデザイン分野で豊富な現場経験を持つ余頃氏を迎え、森林整備やフィールド運営に欠かせない刈払機作業について、安全と実践の両面から学ぶ研修を行いました。
Forest Field Mienoharaでは、森林を活用した研修や体験、将来的な事業展開を進めるうえで、「安全に作業できる人材の育成」を最も重要な基盤の一つと考えています。今回の安全衛生教育は、その考えを具体的な行動として形にした取り組みです。
■ 刈払機作業が果たす役割とリスク
刈払機は、下草刈りや作業道・拠点広場の維持管理など、森林整備において欠かすことのできない道具です。一方で、使い方を誤れば重大な事故につながる危険性も持ち合わせています。
特に、刃の跳ね返りや飛び石、周囲の人との接触、斜面での転倒など、リスクは多岐にわたります。そのため、作業に慣れている人ほど「自己流」にならず、正しい知識と手順を定期的に確認することが重要です。
今回の教育は、刈払機を使用した作業に携わる参加者を対象に、改めて安全衛生の基本を学び直し、現場での事故を未然に防ぐことを目的として実施しました。
■ 座学と実技を組み合わせた実践的な安全教育
当日は、まず座学からスタートしました。刈払機作業に関する労働安全衛生上の基本事項、事故の事例、保護具の重要性などについて、余頃氏から具体的な解説が行われました。
単なる規則の説明ではなく、「なぜこのルールがあるのか」「現場ではどのような場面で危険が生じやすいのか」といった、実体験に基づく話が多く、参加者にとって理解しやすい内容となりました。
その後は実技研修に移り、実際に刈払機を使いながら、
・作業前点検のポイント
・正しい姿勢と機械の構え方
・刈る方向と立ち位置の考え方
・周囲との距離確保や声掛け
などを一つひとつ確認していきました。
特に印象的だったのは、「効率」よりも「安全」を優先する判断の重要性が繰り返し強調された点です。無理な姿勢や急ぎすぎた作業が、事故につながることを実例とともに学びました。
■ フィールドでの作業を想定した指導
研修では、峰の原高原という実際のフィールド条件を踏まえた指導が行われました。平坦な場所だけでなく、緩やかな斜面や足場の不安定な場所での注意点、草丈や地形による刈り方の違いなど、現場に即した内容が多く盛り込まれました。
また、複数人で作業を行う際の役割分担や合図の出し方など、チームで安全に作業するための考え方も共有されました。これは、今後「恵みの森づくり 実践フィールド」として、多くの人が関わる場を運営していくうえで、非常に重要な視点です。
■ 安全は、森と長く関わるための土台
Forest Field Mienoharaが目指す森林活用は、一時的な作業やイベントではなく、継続的に森と関わり続けることです。そのためには、参加者一人ひとりが安全意識を持ち、無理のない形で作業できる環境を整える必要があります。
今回の刈払機作業者安全衛生教育は、技術の向上だけでなく、「安全に対する共通認識」を参加者同士で共有する貴重な機会となりました。安全を軽視しない姿勢こそが、結果的に森を守り、人を守り、活動を長く続ける力になります。
■ 今後に向けて
今後もForest Field Mienoharaでは、チェーンソー作業や刈払機作業など、森林整備に必要な安全教育やフォローアップ研修を継続的に実施していく予定です。安全を学び、実践しながら、峰の原高原の森を「恵みの森」として育てていく取り組みを進めていきます。
今回ご指導いただいた余頃氏、そしてご参加いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
これからのForest Field Mienoharaの活動にも、ぜひご注目ください。

